人見知りを仕事に活かす

人見知りな性格の人は、自分から誰かに話しかけたり、人から話しかけられたりするのが苦手で、コミュニケーションを取ることに大きなエネルギーを使っているのではないでしょうか。打ち合わせで意見を求められたときに頭の中が真っ白になり何もいえなくなってしまったり、電話応対でエネルギーをたくさん消費したりすることが多いと思います。
後から1人でじっくり考えて、あのときああいえばよかったなと思ったり、いいアイデアがふと思いついたりすることがよくあるでしょう。周りの人から見ると、意見を出してくれない、どう思っているのか分からないように映るので、非協力的な人だと思われがちです。

しかし、人見知りは仕事を進める上で問題になる性格ではありません。1つのことをじっくり検討したり、性急すぎる議論を冷静に抑えたりできるのはこのようなタイプの人です。人見知りな人から出る意見に、周りの人はハッとすることもあるでしょう。詳しい知識を持っていて驚いた、新しい意見をいってくれたといわれやすいのも、人見知りの人の特徴といえます。
周りとうまくやっていくには、自分のやりやすい仕事のスタイルを見つけるのがカギです。意見を出すのに少し時間が必要なこと、期限までには必ず回答することを上司や同僚に伝えておきましょう。

懇親会の出席確認や集金など、自分ができる範囲の仕事に積極的に名乗り出て、周りに協調性を示すことが大切です。自分と周りとの距離感をうまく取ることで、自然と馴染んでいけます。